「鬼太郎誕生」真生版の血の多さに関俊彦「まさに出血大サービス」古賀豪は経緯明かす(イベントレポート)_レアルソシエダ 日程
大きなサイズで見る(全8件)
昨日封切られた「
古賀監督が「本来作りたかった姿」と語る「真生版」。制作に至った経緯を聞かれると、生真生版古賀監督は「『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』はPG12で公開することになっていたんですけど、の血コンテが出来た段階でチェックに出したところ、かなりのカットが引っかかりますと言われて。例えば最後のゲゲ郎(鬼太郎の父)が槍を抜いて身体が崩れていく描写があるんですけど、身体が崩れていく描写はNGだと。そうなるとかなり映画の印象が変わってしまうので、その段階でパッケージ化するときには、もとのコンテのR15+指定版で作らせてくれという話はしていたんです」と明かす。さらに「最終的にPG12でも意図が異なるという感じにはならなかったんですけど、最後までダメと言われていたのが流血表現。本来昭和のくすんだ色味の中に“赤が立つ”という設計にしたかったんですけど、『真生版』では赤を立てる、血を立てるという表現にすることができました」と満足した様子を見せた。
その経緯を聞き、「血の色が変わるだけでこんなにも印象が変わるのかとびっくりしました」と返す関。古賀監督がキャラクターデザインの谷田部透湖が改めて絵を描いたことを伝えると、木内は頷きながら「水木のことは男前だとは思ってなかったんですけど、今回の『真生版』を観て『あれ?男前かもな』って。カッコよくなってました」と言い、観客の笑いを誘う。また関が「血の鮮やかさと流血の多さ。これはまさに出血大サービスじゃないかと」と言うと、会場からは大きな笑い声が上がった。
古賀監督の指示で、座敷牢の会話のシーンからアフレコが一緒になったという関と木内。木内は「(水木のセリフ)『やだね』を何回もやり直したのを覚えています。最初はやさしすぎたようで、もっとキツく言い返してくださいとなって。そんないじわるな役なのかなと思いながら(笑)。『これくらいですか?』と言ったら『いやもっと』って。(トーンを落として)『やだね』と言ってOKをもらいました」と思い出を語る。関も座敷牢の会話のシーンを思い返しながら、「鬼太郎の父と水木が座敷牢に閉じ込められて、最初は険悪というか、背を向き合って嫌な空気が流れるんですけど、そこに(哭倉村の村長・長田と、その妻で龍賀一族の三女・庚子の息子の)時弥くんがやってきて、そこから時弥くんを懸け橋にして2人が会話するようになる。そこがクライマックスシーンになると、鬼太郎の父と水木と、結局時弥くん……そのときの彼は中身が違うんですけど、彼ら3人が戦いの中で象徴されるようになる。この関係性って、座敷牢のシーンから盛り込まれていたのかなって。後になって『うまい構成だなー』って思ったんですよね」としみじみ。それを聞いて古賀監督は、満面の笑みを浮かべた。
演じていて大変だったシーンについて尋ねられると、関は「一番大変だったのは座敷牢のシーンなんですが、それ以外でも釣瓶火を挟んで水木と鬼太郎の父が酒盛りをするシーン。あそこは水木と鬼太郎の父の信頼関係がガッと高まるところなので、丁寧に演じなくてはいけないなという意味でかなり難しかったです。同時に映画の中でとても好きなシーンで。あそこのシーンは改めて観てほしいですね」としみじみ語りかける。それを受け、もう一度注目してほしいシーンについて質問が及ぶと、木内は「水木が(哭倉村に)入村してトンネルを抜けてずっと村を歩いていって、長田に囲まれる前までのシーン。昔の田舎の風景……暑かったけど今ほどではなく、風もしっかり通っていて、緑があって。その中を水木は、これから何が起きるんだろうという不安を抱えながら歩いていく。あのシーンがすごく好きですね」と振り返った。
最後の挨拶で古賀監督は、「忘れられてしまうんだろうなと思っていたんですけど、1年経ってもまだ覚えていただけて非常に幸せです。この先もこの映画のことをずっと忘れずにいていたただけるとうれしいです」とコメント。木内は「327カットもブラッシュアップさせるというのは、大変な作業です。アニメーターさんたちが粘りに粘ってこだわって作業して『真正版』が出来あがりました。もちろんプロのこだわりもありますが、皆さんが応援して愛してくださった。そのことがアニメーターさんの背中を押してくださっんだと思います」と言い、ファンに感謝の気持ちを述べる。関は「前作同様、たくさんの人たちに観ていただきたいです。そしてまたいつの日か“鬼太郎の父”として皆さんに会えることを夢見ております」と語りかけ、イベントは幕を閉じた。
相关文章:
- 貧乏一家が始めた動画配信、それは地獄の始まり「ファミリー・ショー」新連載(試し読みあり)
- 十両陥落の朝乃山 先月下旬に左膝の手術も「まだ気持ちは折れてません」と前向き
- 最強を目指す子鬼と最強のお坊さんの日常描いた「寺の隣に鬼が棲む」1巻
- ジュリア、初の自叙伝「My Dream」出版…波乱万丈の生い立ちからプロレス人生のすべてを書き下ろし
- 映画「モルカー」入場特典はソフビマスコット ポテトなど全8種、シークレットも
- 【札幌2歳S】ハービンジャー産駒のアルマヴェローチェは気配抜群 陣営「1回使った効果はあります」
- 「妻、小学生になる。」新ビジュアル公開、小島幸子&岩中睦樹出演 OP担当はpachae(コメントあり)
- アニメ「神之塔」とタニタがコラボ、温湿度計&歩数計にキャラクターをデザイン
- 11・17「齋藤彰俊引退記念大会」…メインイベントは「清宮海斗vs杉浦貴」GHCヘビー級戦
- 渡辺雄太加入の千葉J、開幕前から“経済効果”チケット即完売、ユニホーム売上約2倍 ファンクラブ会員増加
相关推荐:
- NHK大河「光る君へ」宇治での逢瀬「この川で2人流されてみません?」が生んだ未来…三条朝には異変も 第43回みどころ
- 【札幌2歳S】2戦無敗のアスクシュタインはソフト調整 北村友一騎手「いい脚を持続できるのが強み」
- 船木誠勝、「レジェンド王者」村上和成の対戦要望を受諾…「18年間心の奥に残っている想いをこの試合に懸けます」…9・26後楽園ホール
- 「青エク」作者念願、納涼怪談会が真夏の夜に 岡本信彦「心配な人は追いお祓いを!」(イベントレポート)
- 「五等分の花嫁」日向坂46四期生で舞台化!11人で五つ子を演じる
- 実写「【推しの子】」櫻井海音が「正直僕以外にやらせたくない」とアクア役への思い語る(動画あり / コメントあり)
- 8・30園田競馬ナイター開催は台風10号の影響で中止の可能性 兵庫県競馬組合発表
- 「テニスの王子様」カルピンがぽっちゃり体型な抱きまくらに、「ねこ肯定感」とコラボ
- 毒をもって毒を制す!薬膳で奇病を治す食医の物語「後宮食医の薬膳帖」1巻
- 「自分も戦える」テニス内島萌夏の意識変えたスペインでの一戦
- 絵本の中で「ドラゴンクエストIII」の世界を大冒険、「あそびえほん」シリーズの第3弾
- 「自分と重ねてしまった」金子恵美氏、不倫発覚の玉木氏会見で感じた「余計な発言」語る…「ゴゴスマ」出演
- 「めざまし8」谷原章介、街頭演説で「不倫謝罪」した玉木雄一郎氏に見解「すぐに街頭…『やるな』ってちょっと思ってしまった」
- 「自分と重ねてしまった」金子恵美氏、不倫発覚の玉木氏会見で感じた「余計な発言」語る…「ゴゴスマ」出演
- 国民民主党・玉木雄一郎代表、生出演で政策論に終始…TOKYO MX「堀潤 Live Junction」
- ワガママ妹の尻拭いをさせられる聡明な姉、謝罪に行った獣人国で黒狼陛下に見初められる
- 【松阪競輪】G3レオニズカップあす14日開幕!
- 一族の陰謀と2人の男の間で揺れるヒロイン描く、和風ファンタジー婚姻譚「嫁食い」
- 三森すずこが第2子を出産、自身のInstagramストーリーズで発表
- 「自分と重ねてしまった」金子恵美氏、不倫発覚の玉木氏会見で感じた「余計な発言」語る…「ゴゴスマ」出演